小平の家  −10畳のLDK−

郊外の小さな住宅。

・100u弱の敷地面積に建ぺい率40%、容積率80%の法規制
・木造在来軸組工法2階建かつ「一般的な」工法限定。
 仕様は建主指定の工務店が普段採用している範囲内。
・住まい手の年齢を考慮し、すべて1階で生活が完結できること。
 (2階は身体状況あわせて利用率を低減していく。)

という条件下での設計。ようやく確保できた10畳ほどのLDK(?)をいかに心地いいものにするかが大きなテーマでした。
空間を膨らます造作出窓(密集地にありがちなカーテン締切問題も考慮している)、オモテ・ウラの小庭確保による外部との連続性、立体的な採光、収納の工夫などにより、 狭いながらも明るくさわやかな居場所をつくれたのではないかと思っています。

社会的な高齢化にともない、市街地では「セミ・バリアフリー狭小住宅」の需要はさらに高まると思います。
工夫の余地がたくさんある分野で、今後も積極的にチャレンジしたいと思っています。

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 所 在 地 東京都小平市
 用  途 専用住宅
 建築面積 約39u
 延床面積 約79u
 構造規模 木造・地上2階
 施  主 個人
 施  工 有限会社太田建業
 設  計 TABLE 1 STUDIO