北信州の家  −あたたかい混構造のすまい−

寒冷地に建つ夫婦と子供4人の住む専用住宅。

夫婦は共働きである。
子供は育ち盛り。

子供に日常生活を通じて自律を促し、同時に家事負担も軽減するプランのアイデアはすでに建て主が持っていました。
それらのアイデアを敷地特性(不整形な形状、レベル差、日当たりなど)に有機的に結びつけて、のびやかに連続した豊かな空間になるよう調整しました。

外観は、山並に囲まれた町のスケール感に見合うよう、必要なボリュームをできるだけずんぐりと表現し、素朴な存在感を持たせようとしています。
内部は、おおぶりな外観ボリュームや敷地の地形を素直に反映したおおらかさと、暖かい親しみやすさを併せ持つ雰囲気を目指しました。

1階は壁式RC造、2・3階はS造フレームの外側に木軸を組んだ上、外張り断熱工法。
居住性、耐久性、コスト等の他、寒冷地ですので特に温熱環境・結露防止に対する検討を重ねた結果、この形式にたどり着きました。
住み心地としては木造に近いと思います。


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 所 在 地 長野県中野市
 用  途 専用住宅
 建築面積 約118u
 延床面積 約256u
 規模構造 混構造(RC+S、一部木軸)
      地上3階
 施  主 個人
 施  工 中野土建株式会社
 設  計 TABLE 1 STUDIO