K温泉計画 バブル期に乱造された山腹の造成地に、地場資源を利用した浴場をつくる計画。 設計完了後中断。 永らく利用されず宙吊りになっていた造成地を、産廃処理を主業とする地元企業が買い取り、 循環型社会へ向けた実験・実践場として 様々な活動を試みています。 浴場は、地所内の貸農園利用者に提供されるサービス施設として計画されました。 シェル(貝殻)状の建物を敷地に強引にめり込ませ、場所・建築・人の活動の「地面と切っても切れない関係」を 表現することを目指しました。 水資源は地所内で調達・放流、燃料は地所内活動の副産物やより身近なルートで入手可能な資源を利用することとし、 造成によって奪われてしまった地表の営みを、新たなかたちで回復しようとしています。 (円錐形のガラスホールは他社設計の既存建物) |
所 在 地 広島県廿日市市 用 途 公衆浴場 敷地面積 11,059.38u 建築面積 416.09u 延床面積 319.81u 規模構造 RC造(トラスウォール構法) +木造、 平屋建 施 主 民間企業 設 計 TABLE 1 STUDIO 構 造 小川勝利建築設計事務所事務所 設 備 設備計画研究所 |